ただ、ひたすらに‥やる!🌈

          「老人福祉」

この道に進むと決めた時に手に取った本。

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それから、何度も何度も読んだ。

何度も何度も読み返した。

ことあるごとに、開いた本‥

だから、表紙は破れてしまった。ボロボロだ。

この一冊から、知識として必要な老年期における様々な精神疾患、機能障害、精神療法、病態、治療法、老人心理、精神医学‥などなどを学ぶことができた。

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私にとって貴重な本‥

この本の監修者は「長谷川和夫 氏」

そして、この方は、日本中で広く使われている、私も以前の職場で、このスケールを使って仕事をしていたが、認知症かどうかの診断の物差しとして使われている認知機能検査の長谷川式簡易知能スケールHDSーRを開発した精神科医である。

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認知症専門医の長谷川先生が、自らも認知症になった‥

衝撃的だった‥

なんとも複雑な気持ちだ‥

在宅医療のパイオニアである早川先生は、最期床に伏し自ら行なっていた在宅医療の大切さを、寝たきりの方の気持ちを自ら寝たきりになることで、最後まで伝えられた。長谷川先生は、自ら認知症になられることで、当事者になることで見えてきた、認知症になって何を思い、どう感じているかを伝えられている。

早川先生、長谷川先生‥私がこの道を歩むにあたり、影響を受けた、尊敬する医師。

そのお二人がそれぞれの当事者となり、寝たきりの方の心を叫んでいる。

認知症の方の心をさけんでいる。

この叫びを、その心をどう受け取る‥

その想いを受け取らずしてどうする。

今後増え続ける寝たきり問題、いや寝たきりではなく、施設におけるマンパワー不足等問題からくる寝かせられ問題、認知症問題を社会問題としてどうしていく‥

どう対応していく‥

認知症が、暮らしの障害であるなら、その障壁を取り除く知恵や工夫が周囲の人間や社会には求められると思う。

でも、大きなことは、わからない。

だけど私が、私自身が今できることは‥

床に伏している方、認知症の方、心がしんどくなっている方‥私の前にいる方‥

 

      目の前の方を

                 大切にする‥

      目の前の方と

                 共にある‥

 

その積み重ねしかないと思っている。

だから、これからも

 

自分にできる 

精一杯なことをする!

今できることをする!

ただ ひたすらに やる!

それしかない!

ひたすらに‥

ひたすらに‥